[変わる街] 広島駅一帯 新駅ビル床 「折り鶴」模様 外壁・柱にも JR西、平和の思い表現
25年4月12日
JR広島駅(広島市南区)の新しい駅ビルに折り鶴をモチーフにしたタイルの床ができている。JR西日本が被爆80年の節目に生まれ変わる駅ビルにふさわしい、平和への思いを表現したデザインとして採用した。
折り鶴を作った折り紙を展開した際の折り目をデザインした床は約5メートル四方で、地下道南口改札近くにある。折り目の線で囲まれた面ごとに濃淡の異なる灰色や白色で色分けし、模様を浮かび上がらせている。
デザインは平和記念公園(中区)にささげられた千羽鶴を折り紙に再生している社会福祉法人はぐくみの里(東区)の職員や利用者が発案。販売する折り紙のパッケージに使っていた。JR西日本が新駅ビルで「広島らしさ」を表現しようと、使用を申し出た。
はぐくみの里の福田誠施設長(46)は「多くの人が利用する駅にデザインが採用されてうれしい」と話している。JR西日本は、このほかにも新駅ビルの外壁や柱に折り鶴をモチーフにしたデザインを採用している。(川上裕)
(2025年4月12日朝刊掲載)
折り鶴を作った折り紙を展開した際の折り目をデザインした床は約5メートル四方で、地下道南口改札近くにある。折り目の線で囲まれた面ごとに濃淡の異なる灰色や白色で色分けし、模様を浮かび上がらせている。
デザインは平和記念公園(中区)にささげられた千羽鶴を折り紙に再生している社会福祉法人はぐくみの里(東区)の職員や利用者が発案。販売する折り紙のパッケージに使っていた。JR西日本が新駅ビルで「広島らしさ」を表現しようと、使用を申し出た。
はぐくみの里の福田誠施設長(46)は「多くの人が利用する駅にデザインが採用されてうれしい」と話している。JR西日本は、このほかにも新駅ビルの外壁や柱に折り鶴をモチーフにしたデザインを採用している。(川上裕)
(2025年4月12日朝刊掲載)