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都市型スポーツ 平和の願い発信 きょうから3日間 中区で大会 被爆80年 五輪選手ら出場

 都市型スポーツの国内トップクラスの選手が競う「アーバンフューチャーズ広島」が18日から20日までの3日間、広島市中区のひろしまゲートパークである。市の被爆80年事業の一つで、スポーツを通じて平和への願いを発信する。

 自転車BMXフリースタイル、パルクール、スケートボードの3競技があり、BMXフリースタイル・パークには東京、パリの両五輪で5位入賞の中村輪夢(りむ)選手(23)が出場。パルクールは昨年のジュニア世界選手権フリースタイルを制した安佐南区の沼田高2年石田英太選手(16)が参加する。

 出場選手たちは17日、中区の平和記念公園を訪問。原爆慰霊碑に代表で献花した中村選手は「見に来た人たちが、少しでも前向きな気持ちになれるようなパフォーマンスを披露したい」と力を込めた。市役所と県庁も訪れ、松井一実市長と湯崎英彦知事と面会した。

 大会は日本アーバンスポーツ支援協議会などが主催。市と県が各3千万円を支援している。(渡辺裕明)

(2025年4月18日朝刊掲載)

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