平和を紡ぐ 核廃絶 広島の声を世界に NPT準備委へ高校生が抱負
25年4月20日
平和や原爆をテーマにした催しが19日、広島市内の各地で開かれた。家族の被爆体験を伝える講演や、平和のメッセージを発信する集いなどがあり、世代を超えて思いを紡いだ。
米ニューヨークで28日に始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会に合わせ、平和首長会議(会長・松井一実広島市長)が現地に派遣する高校生8人は19日、松井市長と中区の広島国際会議場で面会した。
公募で選ばれた盈進(福山市)ノートルダム清心(西区)広島なぎさ(佐伯区)舟入(中区)の4校から各2人が出席。松井市長から「どういった形で物事を考え、行動していくかを勉強する機会にし、経験を仲間に伝えてほしい」と激励を受け、外務省の「ユース非核特使」委嘱状を受け取った。
続いて1人ずつ抱負を述べ、盈進高3年川原愛梨さん(17)は「『もう誰にも同じ思いをさせてはならない』という被爆者の声、思いを現地で伝えたい」と意気込みを語った。
派遣期間は27日~5月3日。準備委を傍聴するほか、平和首長会議主催の「ユースフォーラム」に参加し、各国の若者と議論する。(小林可奈)
(2025年4月20日朝刊掲載)
米ニューヨークで28日に始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会に合わせ、平和首長会議(会長・松井一実広島市長)が現地に派遣する高校生8人は19日、松井市長と中区の広島国際会議場で面会した。
公募で選ばれた盈進(福山市)ノートルダム清心(西区)広島なぎさ(佐伯区)舟入(中区)の4校から各2人が出席。松井市長から「どういった形で物事を考え、行動していくかを勉強する機会にし、経験を仲間に伝えてほしい」と激励を受け、外務省の「ユース非核特使」委嘱状を受け取った。
続いて1人ずつ抱負を述べ、盈進高3年川原愛梨さん(17)は「『もう誰にも同じ思いをさせてはならない』という被爆者の声、思いを現地で伝えたい」と意気込みを語った。
派遣期間は27日~5月3日。準備委を傍聴するほか、平和首長会議主催の「ユースフォーラム」に参加し、各国の若者と議論する。(小林可奈)
(2025年4月20日朝刊掲載)