「被爆80年」 管弦楽や二重唱で 安芸区で27日 シニア楽団
25年4月25日
広島市安芸区の区民文化センター(船越南)を拠点に活動する管弦楽団「あきシニアアンサンブル」は27日、被爆80年をテーマにした演奏会を同センターで開く。2001年の創設時からのメンバーで顧問の森川明水(あけみ)さん(91)=東区=が歌詞を手がけた合唱組曲「原爆ドーム」などを披露する。
「原爆ドーム」は、元音楽教師の森川さんが被爆70年の15年に原爆の惨禍と復興の営みをテーマに作詞した。ソプラノとテノールの二重唱の組曲で、演奏会では作曲を担った坪北紗綾香(さやか)さん(43)=西区=がピアノ伴奏する。
演奏会は3部構成で、50~90歳代の約40人が出演する。被爆樹木がモチーフの「アオギリのうた」や、漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんが残した詩に曲をつけた「広島 愛の川」なども披露する。
同楽団で長く指揮を担当した森川さんは「原爆の悲劇を二度と繰り返したくないというメッセージを受け止めて」と呼びかける。森川さんから指揮を引き継いだ元音楽教師で被爆者の竹本建治(たてはる)さん(82)=中区=は「息の合った演奏をリードしたい」と張り切っている。
午後2時開演。入場無料。賀渕(かぶち)さん☎090(1357)0221。(石川昌義)
(2025年4月25日朝刊掲載)
「原爆ドーム」は、元音楽教師の森川さんが被爆70年の15年に原爆の惨禍と復興の営みをテーマに作詞した。ソプラノとテノールの二重唱の組曲で、演奏会では作曲を担った坪北紗綾香(さやか)さん(43)=西区=がピアノ伴奏する。
演奏会は3部構成で、50~90歳代の約40人が出演する。被爆樹木がモチーフの「アオギリのうた」や、漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんが残した詩に曲をつけた「広島 愛の川」なども披露する。
同楽団で長く指揮を担当した森川さんは「原爆の悲劇を二度と繰り返したくないというメッセージを受け止めて」と呼びかける。森川さんから指揮を引き継いだ元音楽教師で被爆者の竹本建治(たてはる)さん(82)=中区=は「息の合った演奏をリードしたい」と張り切っている。
午後2時開演。入場無料。賀渕(かぶち)さん☎090(1357)0221。(石川昌義)
(2025年4月25日朝刊掲載)