[NPT準備委] 岩屋外相 出席し演説へ
25年4月28日
岩屋毅外相は25日の記者会見で、2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて米ニューヨークの国連本部で28日に始まる第3回準備委員会に出席し、演説すると発表した。日本の外相が出席するのは、7年ぶり3回目となる。
岩屋氏は、2月に核兵器禁止条約のオブザーバー参加の見送りを表明した際に「NPTの下で核兵器のない世界に向けて汗をかいていくと申し上げた」と自ら出席する理由を説明。再検討会議が15、22年と2回続けて決裂したことに触れ「来年の会議につながる今回の会合は重要。建設的な議論を通じて充実した成果を上げられるように努力したい」と意気込んだ。
外務省によると、岩屋氏自らが出席を希望したという。一般討論演説では冒頭にスピーチする。爆発を伴う核実験の停止や核兵器保有国の対話を求める提言をまとめた国際賢人会議のイベントにも出席。国連のグテレス事務総長とも会談する。
岩屋氏は25日から米国のほか、バチカンやフランスなど計5カ国を訪問。バチカンでは26日に執り行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に参列する。(中川雅晴)
(2025年4月26日朝刊掲載)
岩屋氏は、2月に核兵器禁止条約のオブザーバー参加の見送りを表明した際に「NPTの下で核兵器のない世界に向けて汗をかいていくと申し上げた」と自ら出席する理由を説明。再検討会議が15、22年と2回続けて決裂したことに触れ「来年の会議につながる今回の会合は重要。建設的な議論を通じて充実した成果を上げられるように努力したい」と意気込んだ。
外務省によると、岩屋氏自らが出席を希望したという。一般討論演説では冒頭にスピーチする。爆発を伴う核実験の停止や核兵器保有国の対話を求める提言をまとめた国際賢人会議のイベントにも出席。国連のグテレス事務総長とも会談する。
岩屋氏は25日から米国のほか、バチカンやフランスなど計5カ国を訪問。バチカンでは26日に執り行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に参列する。(中川雅晴)
(2025年4月26日朝刊掲載)