「対話による解決」訴え 松井市長 スピーチ概要
25年4月26日
広島市の松井一実市長は25日の記者会見で、NPT再検討会議の第3回準備委員会でのスピーチの概要を明らかにした。厳しい国際情勢を背景にした核抑止政策の広がりに懸念を表明し、「対話による平和的解決」に向けた外交政策への転換を為政者に促すよう訴える。
松井市長は平和首長会議の会長として、30日の非政府組織(NGO)セッションで演説する。昨年12月の日本被団協のノーベル平和賞受賞などに触れ、首長会議が被爆者の思いを原点に活動していると伝える。
NPT再検討会議は過去2回続けて決裂しており、松井市長は市民社会の声を繰り返し届ける重要性を強調。「核で相手国を脅す核抑止論は破綻している。自国第一主義をやめるよう各国為政者に伝え、平和意識を広げたい」と意気込んだ。
出張は27日~5月2日。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長たちとの面会のほか、首長会議ユースフォーラムの開催を予定する。(樋口浩二)
(2025年4月26日朝刊掲載)
松井市長は平和首長会議の会長として、30日の非政府組織(NGO)セッションで演説する。昨年12月の日本被団協のノーベル平和賞受賞などに触れ、首長会議が被爆者の思いを原点に活動していると伝える。
NPT再検討会議は過去2回続けて決裂しており、松井市長は市民社会の声を繰り返し届ける重要性を強調。「核で相手国を脅す核抑止論は破綻している。自国第一主義をやめるよう各国為政者に伝え、平和意識を広げたい」と意気込んだ。
出張は27日~5月2日。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長たちとの面会のほか、首長会議ユースフォーラムの開催を予定する。(樋口浩二)
(2025年4月26日朝刊掲載)