デンマーク国王 原爆慰霊碑献花
25年4月26日
来日中のデンマーク国王フレデリック10世が25日、広島市中区の平和記念公園を訪ね、原爆慰霊碑に献花した。原爆資料館を見学し、芳名録に「悲劇が繰り返されることがないよう人類の英知が働くことを願い、望み、信じる」とつづった。
松井一実市長に伴われて慰霊碑に花を手向け、黙とう。公園の成り立ちなどの説明に聞き入り、質問を繰り返した。資料館では広島平和文化センターの香川剛広理事長の案内で、広島の街並みが破壊された様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」や被爆直後の惨状を伝える写真などに見入った。
大阪・関西万博に合わせて来日し、皇太子時代の1987年以来、2回目の広島訪問となった。公園近くのおりづるタワーにも立ち寄り、袋町小の6年生4人と鶴を折った。折り方を教えた野口諒さん(12)は「原爆が二度と使われない平和な世界が続くよう、国王も祈っていてくれたらうれしい」と話していた。(樋口浩二)
(2025年4月26日朝刊掲載)
松井一実市長に伴われて慰霊碑に花を手向け、黙とう。公園の成り立ちなどの説明に聞き入り、質問を繰り返した。資料館では広島平和文化センターの香川剛広理事長の案内で、広島の街並みが破壊された様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」や被爆直後の惨状を伝える写真などに見入った。
大阪・関西万博に合わせて来日し、皇太子時代の1987年以来、2回目の広島訪問となった。公園近くのおりづるタワーにも立ち寄り、袋町小の6年生4人と鶴を折った。折り方を教えた野口諒さん(12)は「原爆が二度と使われない平和な世界が続くよう、国王も祈っていてくれたらうれしい」と話していた。(樋口浩二)
(2025年4月26日朝刊掲載)