26年議長国 ベトナムで調整 NPT再検討会議
25年5月7日
2026年のNPT再検討会議に向け、議長国にベトナムを選ぶ方向で関係国が最終調整していることが6日、分かった。開幕1年前での決定は、事前の外交交渉や準備に時間を取れ、再検討会議の成功に向け前向きな材料となる。(ニューヨーク発 宮野史康)
ベトナムは新興国の代表格。核兵器を持つ米国、中国とのバランス外交を重視し、ロシアとも友好関係にある。非保有国が推進する核兵器禁止条約にも加盟している。
複数の外交筋によると、慣例で議長国を出す非同盟諸国(NAM)の内部ではベトナムで合意済み。他のNPT加盟国からも好感触を得ているという。米ニューヨークの国連本部で開催中の第3回準備委員会が閉幕する9日までに最終決定する見通し。
核兵器を巡る厳しい国際情勢を受け、今回の準備委での議長の選出が難航する懸念もあった。順当に決まれば、「1年かけて準備ができる」と外交筋は歓迎している。
また、26年の再検討会議は4月27日~5月22日に、国連本部で開く方向で調整が進んでいる。
(2025年5月7日朝刊掲載)
ベトナムは新興国の代表格。核兵器を持つ米国、中国とのバランス外交を重視し、ロシアとも友好関係にある。非保有国が推進する核兵器禁止条約にも加盟している。
複数の外交筋によると、慣例で議長国を出す非同盟諸国(NAM)の内部ではベトナムで合意済み。他のNPT加盟国からも好感触を得ているという。米ニューヨークの国連本部で開催中の第3回準備委員会が閉幕する9日までに最終決定する見通し。
核兵器を巡る厳しい国際情勢を受け、今回の準備委での議長の選出が難航する懸念もあった。順当に決まれば、「1年かけて準備ができる」と外交筋は歓迎している。
また、26年の再検討会議は4月27日~5月22日に、国連本部で開く方向で調整が進んでいる。
(2025年5月7日朝刊掲載)