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2025ひろしまFF 詩朗読や合唱「声で届ける平和」 ジュニアライター、崇徳高新聞部も出演

 平和をテーマに取材活動をする中国新聞ジュニアライターの中高生28人が、カーネーションステージに初めて登場した。「声で届ける平和」をテーマに詩の朗読に挑戦。ウクライナから広島へ避難している歌手や崇徳高(西区)新聞部の生徒たちと歌声も響かせた。

 峠三吉たちが編んだ「原子雲の下より」に収録された10編と、平和への思いを込めたオリジナル詩を読み上げた。広島市を中心に活動する朗読グループと原爆の悲惨さや平和の尊さを自然体で伝え、耳を澄ませた観客と思いを共有した。

 合唱は、歌手ヤナ・ヤノブスカさん(43)のリードで「アオギリのうた」を披露し、崇徳高の記者30人と声を合わせた。目の不自由なウクライナ人の避難者もアコーディオンで伴奏した。

 ジュニアライターの高校3年森美涼(みすず)さん(18)は「平和な世界になってほしいという思いをたくさんの人に届けられた」と話した。

 ステージには、中国新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公マルも登場した。(桧山菜摘)

(2025年5月4日朝刊掲載)

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