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[2025ひろしまFF] 出番待つ市民の自信作

 2025ひろしまフラワーフェスティバル(FF)の開幕を控えた2日、会場となる平和記念公園(広島市中区)の芝生広場に、市民が育てた鉢植えを並べて「平和の花」の絵が描かれた。「ピースフラワープロジェクト花育」の一環。もみじ銀行の新入行員たち約40人が参加し、準備に汗を流した。

 花は広島や廿日市市の学校や公民館など約140団体が育てた白や黄、ピンクのパンジーとペチュニア約2万8千鉢。「みんなが笑顔に」「平和な世界を」などメッセージ付きの鉢が芝生に並ぶと、今回のFFのテーマ「咲かそうよ 平和の種から 花いっぱい」を表現した絵が完成した。

 同行海田支店の竹内結菜さん(23)は「一生懸命に育てられた花です。来場者のいい思い出になるはず」と笑顔だった。作業に駆けつけた平中啓文頭取は「被爆80年を迎える中、地域ぐるみの取り組みが続くことは意義がある」と話した。(岸慶太)

(2025年5月3日朝刊掲載)

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