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綺羅人 大邱で躍動 FFが縁 平和のよさこい

 広島、廿日市市民でつくるよさこいグループ「綺羅人(きらびと)」が、韓国・大邱(テグ)広域市で10、11日にあったダンスや伝統舞踊のコンテストで2位に輝いた。長年参加するひろしまフラワーフェスティバル(FF)をきっかけに、招待を受けて臨んだ初の海外舞台で平和への願いを込めて踊った。

 広島市の姉妹都市である大邱の中心部の大通りを会場にした「パワフル大邱フェスティバル」で、海外の招待団体を含め63団体が出場した。綺羅人は中学生から60代までの20人で参加し、平和な世界を願う演目「天翔(てんしょう)」や「ひろしまYOSAKOIきんさい花ぐるま」を披露。完成度や創造性が評価される審査で、地元大学生のダンスチームに次いで2位に入った。

 中心メンバーの土山千穂さん(24)=廿日市市=は「笑顔で歓声を上げてくれた現地の人々と対話できたような感覚だった。平和への思いを共有できた」と喜んだ。スタッフが同行したFF企画実施本部は「広島と世界を結び、平和を願うFFの理念が形になった」としている。(山田祐)

(2025年5月14日朝刊掲載)

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