継承センター設立へ決意 被爆者運動資料収集のNPO
25年5月25日
全国の被爆者運動の資料を収集、保存するNPO法人「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」が24日、都内で総会を開いた。運動資料を一般公開する「継承センター」の設立に向け、都内など計4カ所の書庫で保管している資料を1カ所に集約していくことを申し合わせた。
伊藤和久事務局長が活動方針を読み上げ、全会一致で承認された。4カ所の書庫に被爆者の体験記や書籍、日本被団協の書類など計2万点以上の資料が分散し、一括管理が望ましいと判断。会の事務所(千代田区)を全国大学生協連合会の杉並会館(杉並区)に移し、資料も会館で保管する。
継承センターは、2011年にノーベル賞作家の大江健三郎さんらが発起人になって会が発足した当時からの構想。伊藤さんは、昨年の被団協のノーベル平和賞授賞式の演説で会の取り組みが紹介されたことに触れ「センター早期開設のための取り組みを強めたい」と力を込める。(中川雅晴)
(2025年5月25日朝刊掲載)
伊藤和久事務局長が活動方針を読み上げ、全会一致で承認された。4カ所の書庫に被爆者の体験記や書籍、日本被団協の書類など計2万点以上の資料が分散し、一括管理が望ましいと判断。会の事務所(千代田区)を全国大学生協連合会の杉並会館(杉並区)に移し、資料も会館で保管する。
継承センターは、2011年にノーベル賞作家の大江健三郎さんらが発起人になって会が発足した当時からの構想。伊藤さんは、昨年の被団協のノーベル平和賞授賞式の演説で会の取り組みが紹介されたことに触れ「センター早期開設のための取り組みを強めたい」と力を込める。(中川雅晴)
(2025年5月25日朝刊掲載)