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　市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会（ＨＡＮＷＡ）」は２４日、広島市中区で総会を開いた。被爆８０年に合わせ、１０月に市内で開く予定の「世界核被害者フォーラム」に、国内外の核被害者たち約３０人を招くなどの活動計画を報告した。

　総会には約７０人が参加。事務局から、フォーラムには広島と長崎の被爆者をはじめ、米国の核実験場となった中部太平洋マーシャル諸島からも関係者を招くと説明があった。

　森滝春子共同代表（８６）は「私たちの活動を、核兵器をなくすために世界が連動する一つの原動力としたい」と強調。「暴虐な出来事が世界中で繰り広げられている。まずは被害の実態を共有し、核兵器廃絶に向けたネットワークを強固にしたい」と述べた。

　元京都大原子炉実験所助教の小出裕章さん（７５）による「原子力平和利用の嘘（うそ）」と題した講演もあった。（黒川雅弘）

（２０２５年５月２５日朝刊掲載）