「第九」高らか 心一つに 西区でコンサート
25年6月2日
被爆80年に平和を願ってベートーベンの交響曲「第九」を合唱するコンサートが1日、広島市西区であった。被爆地の長崎県で高校時代を過ごした米ニューヨーク在住の指揮者伊藤玲阿奈(れおな)さん(46)が企画し、息の合った歌声で多くの来場者を魅了した。
広島県内で活動する声楽家4人と公募で集まった合唱愛好者の計約100人が、伊藤さんの指揮の下、交響曲第9番の「歓喜の歌」や童謡「赤とんぼ」を力強く歌った。広島市佐伯区の主婦栃野陽子さん(80)は「心のこもった歌声。平和への願いが音楽で伝わった」と聞き入っていた。
伊藤さんの依頼で、国連経済社会理事会のボブ・レー議長からメッセージが寄せられ「戦争の惨禍が二度と繰り返されない世界を築くため、一緒に歩み続けましょう」と会場で読み上げられた。(坂本顕)
(2025年6月2日朝刊掲載)
広島県内で活動する声楽家4人と公募で集まった合唱愛好者の計約100人が、伊藤さんの指揮の下、交響曲第9番の「歓喜の歌」や童謡「赤とんぼ」を力強く歌った。広島市佐伯区の主婦栃野陽子さん(80)は「心のこもった歌声。平和への願いが音楽で伝わった」と聞き入っていた。
伊藤さんの依頼で、国連経済社会理事会のボブ・レー議長からメッセージが寄せられ「戦争の惨禍が二度と繰り返されない世界を築くため、一緒に歩み続けましょう」と会場で読み上げられた。(坂本顕)
(2025年6月2日朝刊掲載)