Eピースで被爆復興学ぶ 修学旅行中の京都の中学生 サンフレ相談役から
25年6月3日
広島市中区のエディオンピースウイング広島で2日、修学旅行中の京都御池中(京都市中京区)による平和学習があった。生徒約200人が、J1サンフレッチェ広島の仙田信吾相談役(70)から被爆地広島の復興にサッカーが力を与えた歴史などを聞いた。サンフレによると、スタジアムを活用した県外からの平和学習は初めて。
スタンドに座った生徒を前に、仙田さんは被爆2年後の1947年に広島高師付属中(現広島大付属高)が全国制覇したと説明。東洋工業(現マツダ)で活躍し日本代表監督にもなった被爆者の下村幸男さん(93)も紹介し「サッカーが生きる勇気の源泉になった人が広島にはたくさんいた」と力を込めた。下村さんを主人公にサンフレが制作したアニメを大型ビジョンで放映した。
仙田さんはこのほか、スタジアムがある場所はかつて原爆で焼け出された市民が住むバラックが並び、その後に市営基町アパートが建てられた歴史なども伝えた。
学習を終え、3年男子(15)は「原爆資料館で見た悲惨な状況から2年後に優勝したと聞いてびっくりした。サッカーを通じて被爆者がどんなに勇気をもらったかと想像した」と話していた。(桧山菜摘)
(2025年6月3日朝刊掲載)
スタンドに座った生徒を前に、仙田さんは被爆2年後の1947年に広島高師付属中(現広島大付属高)が全国制覇したと説明。東洋工業(現マツダ)で活躍し日本代表監督にもなった被爆者の下村幸男さん(93)も紹介し「サッカーが生きる勇気の源泉になった人が広島にはたくさんいた」と力を込めた。下村さんを主人公にサンフレが制作したアニメを大型ビジョンで放映した。
仙田さんはこのほか、スタジアムがある場所はかつて原爆で焼け出された市民が住むバラックが並び、その後に市営基町アパートが建てられた歴史なども伝えた。
学習を終え、3年男子(15)は「原爆資料館で見た悲惨な状況から2年後に優勝したと聞いてびっくりした。サッカーを通じて被爆者がどんなに勇気をもらったかと想像した」と話していた。(桧山菜摘)
(2025年6月3日朝刊掲載)