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[被爆80年] 原爆ドーム周辺 剪定奉仕 市造園建設業協会 8・6に向け

 被爆80年の原爆の日に向け、広島市の造園建設業32社でつくる市造園建設業協会(西区)は2日、中区の平和記念公園で原爆ドーム周辺の樹木を剪定(せんてい)する奉仕活動をした。

 16社36人が9班に分かれて作業。ドームを囲む柵沿いのヒラドツツジを機械で子どもたちが見やすい高さにそろえ、大ばさみで整えた。ドームの敷地内の芝は芝刈り機で3~4センチに刈り込み、草抜きなどもした。

 協会は設立20年の2011年にボランティアで剪定を始めた。毎年、ツツジが咲き終わる時季に取り組み、15回目。世良聡会長(59)は「80年という節目の年であり、今月19日には天皇、皇后両陛下が平和記念公園に来られるので、例年にも増して作業に気持ちが入る」と話していた。(渡辺裕明)

(2025年6月3日朝刊掲載)

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