韓国の医師 被曝医療を学ぶ HICARE企画 広島訪問
25年6月11日
韓国の医師5人が、広島市内で放射線被曝(ひばく)医療の研修を受けている。12日まで被爆者支援に取り組む医師の講義や被爆証言を聞き、在韓被爆者の医療体制の充実につなげる。
初日の9日は広島県庁で原爆後障害研究の第一人者、鎌田七男・広島大名誉教授が放射線の影響を講義した。がんなど被爆者の病歴を踏まえ「核兵器は身体的にも精神的にも影響し、生涯にわたっての虐待になる」などと訴えた。
5人は大韓赤十字社の推薦を受けた医師。ソウル赤十字病院の鄭炫杰(チョン・ヒョンゴル)さん(42)は「原爆について実際に見て感じたことを伝えられる医師になる」と話した。
研修は県や広島市などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が企画。期間中に広島大原爆放射線医科学研究所(南区)や広島赤十字・原爆病院(中区)などを訪れる。(平田智士)
(2025年6月11日朝刊掲載)
初日の9日は広島県庁で原爆後障害研究の第一人者、鎌田七男・広島大名誉教授が放射線の影響を講義した。がんなど被爆者の病歴を踏まえ「核兵器は身体的にも精神的にも影響し、生涯にわたっての虐待になる」などと訴えた。
5人は大韓赤十字社の推薦を受けた医師。ソウル赤十字病院の鄭炫杰(チョン・ヒョンゴル)さん(42)は「原爆について実際に見て感じたことを伝えられる医師になる」と話した。
研修は県や広島市などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が企画。期間中に広島大原爆放射線医科学研究所(南区)や広島赤十字・原爆病院(中区)などを訪れる。(平田智士)
(2025年6月11日朝刊掲載)