8月原水禁大会 被爆者証言に力 実行委が概要発表
25年6月13日
日本原水協などでつくる原水爆禁止世界大会の実行委員会は12日、広島、長崎両市で8月に開く世界大会の概要を発表した。被爆80年の今年は、当時の記憶が鮮明な被爆者が証言する特別プログラムを設ける。
大会は広島市で3~6日、長崎市で7~9日に開き、核兵器廃絶を訴えるフォーラムや分科会がある。特別プログラムは広島は4日で、被爆当時、ともに10代だった矢野美耶古さんや朴貞順(パク・ジョンスン)さんが実体験を語る。長崎は7日で、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の田中熙巳(てるみ)代表委員が証言する。
広島では当時の惨状を伝えるため、反核アニメを手がけた有原誠治監督が制作した映像を流す。
日本原水協の安井正和事務局長はオンラインの記者会見で「被爆者の話に十分な時間を取り、80年たっても消えない原爆被害の残虐性、非人道性を発信する。被爆者の声を力に、核のない世界に向け勢いをつけたい」と話した。(堀晋也)
(2025年6月13日朝刊掲載)
大会は広島市で3~6日、長崎市で7~9日に開き、核兵器廃絶を訴えるフォーラムや分科会がある。特別プログラムは広島は4日で、被爆当時、ともに10代だった矢野美耶古さんや朴貞順(パク・ジョンスン)さんが実体験を語る。長崎は7日で、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の田中熙巳(てるみ)代表委員が証言する。
広島では当時の惨状を伝えるため、反核アニメを手がけた有原誠治監督が制作した映像を流す。
日本原水協の安井正和事務局長はオンラインの記者会見で「被爆者の話に十分な時間を取り、80年たっても消えない原爆被害の残虐性、非人道性を発信する。被爆者の声を力に、核のない世界に向け勢いをつけたい」と話した。(堀晋也)
(2025年6月13日朝刊掲載)