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　天皇、皇后両陛下が１９日に広島市中区の平和記念公園を訪問される際の出迎え行事を巡り、市民団体「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」は１３日、校外学習として児童を参加させないよう求める要請書を市と市教委に提出した。趣旨に賛同する１２０団体と２７８７筆の署名も渡した。

　団体のメンバー３人が市議会棟で市と市教委の担当者と面会した。要請書は校外学習としての出迎え行事への参加は、思想・良心の自由を保障する憲法１９条の侵害になるなどと指摘。「歓迎する、しないは個人の判断によるべきで、行政、公教育が介入したり、強制したりすべきものではない」としている。

　市教委の担当者は「あくまで学習の一環で、強制していない」と回答。市の担当者も学校に出した参加の依頼を撤回しない考えを示した。

（２０２５年６月１４日朝刊掲載）