中区の公園 倒木で塀崩壊 国鉄原爆死没者慰霊碑と人に被害なし
25年6月17日
広島市中区東白島町の東白島公園で15日朝、高さ約15メートルのエノキの木が倒れ、園内の「国鉄原爆死没者慰霊碑」の後ろにあるコンクリート塀の一部が崩壊しているのが見つかった。碑に被害はなく、けが人はなかった。
市公園整備課や中区によると、木は樹齢50年ほどとみられ根元の直径は約1メートル。16日に樹木医が調べ、幹の腐食や根が十分に張っていないことなどが原因で倒木したとみられるという。
15日午前8時15分ごろ、中区職員に近くの住民から「木が倒れている」と連絡があった。根元近くで二股に分かれていた幹の一方が、塀に倒れ込んでいたという。
区は16日、倒れた木を撤去した。残る一方も倒木の恐れがあり、切り倒す方針。14日夜から15日朝にかけて倒れたとみられる。近くに住む無職皆川恵史さん(81)は「碑や通行人に被害がなかったのは救われる思いだ」と話していた。(岸慶太)
(2025年6月17日朝刊掲載)
市公園整備課や中区によると、木は樹齢50年ほどとみられ根元の直径は約1メートル。16日に樹木医が調べ、幹の腐食や根が十分に張っていないことなどが原因で倒木したとみられるという。
15日午前8時15分ごろ、中区職員に近くの住民から「木が倒れている」と連絡があった。根元近くで二股に分かれていた幹の一方が、塀に倒れ込んでいたという。
区は16日、倒れた木を撤去した。残る一方も倒木の恐れがあり、切り倒す方針。14日夜から15日朝にかけて倒れたとみられる。近くに住む無職皆川恵史さん(81)は「碑や通行人に被害がなかったのは救われる思いだ」と話していた。(岸慶太)
(2025年6月17日朝刊掲載)