核施設攻撃 中止を 広島県原水協と県被団協 国境越えた汚染 懸念
25年6月24日
米軍によるイランの核施設攻撃を受け、広島県原水協と広島県被団協(佐久間邦彦理事長)が23日、広島市中区の原爆ドーム前で緊急の抗議行動をした。周辺や国境を越えた地域への核汚染も懸念し、攻撃を即刻やめるよう求めた。
県内の平和団体や労働組合のメンバー約100人が参加。県原水協の高橋信雄代表理事は、米軍の攻撃を巡る石破政権の姿勢にも言及し「このままでは核戦争に行き着く。なぜ抗議しないのか。唯一の戦争被爆国の政府がそれでいいのか」と批判した。
締めくくりに会場全体でアピール文を共有した。イスラエルと米国に攻撃中止を求めるよう日本政府へ要望する内容を盛り込み「武力や核の威嚇では決して平和は訪れない」と強調した。文書は米とイスラエル両大使館、首相官邸、外務省にファクスで送った。
この日は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻に抗議する市民団体も中区の本通り交差点近くで街頭活動し、米軍の攻撃を非難した。(山本祐司)
(2025年6月24日朝刊掲載)
県内の平和団体や労働組合のメンバー約100人が参加。県原水協の高橋信雄代表理事は、米軍の攻撃を巡る石破政権の姿勢にも言及し「このままでは核戦争に行き着く。なぜ抗議しないのか。唯一の戦争被爆国の政府がそれでいいのか」と批判した。
締めくくりに会場全体でアピール文を共有した。イスラエルと米国に攻撃中止を求めるよう日本政府へ要望する内容を盛り込み「武力や核の威嚇では決して平和は訪れない」と強調した。文書は米とイスラエル両大使館、首相官邸、外務省にファクスで送った。
この日は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻に抗議する市民団体も中区の本通り交差点近くで街頭活動し、米軍の攻撃を非難した。(山本祐司)
(2025年6月24日朝刊掲載)