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7日から長崎で平和市長会議 「議定書」採択 道筋探る

■記者 金崎由美

 世界134カ国の3千を超える都市が加盟する平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)は7~10日、長崎市内で4年に1度の総会を開く。核兵器廃絶を実現するための都市の役割と具体的な方策をめぐり、参加市長らが意見を交わす。

 「核兵器廃絶を私たちの手で! 2010年を『ヒロシマ・ナガサキ議定書』採択の年に」が基調テーマ。海外の81都市と6団体、日本国内の61都市から市長らが出席する。政府代表も含め、参加は約320人に上る。

 平和市長会議は国際社会に向け、2020年までに核兵器廃絶を達成する道筋を「ヒロシマ・ナガサキ議定書」として提起。来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議での採択を目指している。実現に向け、具体的で実効性のある行動計画の策定が焦点となる。

 総会は7回目。7日の歓迎式典に続き、開会式は8日午後、長崎市茂里町の長崎ブリックホールである。全体会議や分科会を重ね、10日にアピールを採択して閉会する。

(2009年8月3日朝刊掲載)

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