[被爆80年] 心に残る「平和への誓い」に 8・6 こども代表が読み上げ 中区で6年生20人が議論
25年6月29日
8月6日の平和記念式典で、こども代表が読み上げる「平和への誓い」の文案を考える会議が28日、広島市中区の原爆資料館であった。市内の小学6年生20人が、世界へ発信するメッセージを話し合った。
児童は4班に分かれて議論。資料館で学んだ原爆の惨禍や、平和のために自分にできることを書き出し、模造紙にまとめた。被爆80年を踏まえ「自分たちが記憶を継承しないといけない」と決意を示す言葉が目立った。世界で続く戦火にも思いを寄せ「相手の話を聞いて理解する」「互いに支え合える関係を築く」など、争いを生まないための方法を考えた。
班ごとの発表で出た意見を市教委がまとめて当日の文面を仕上げる。会議は、市内の児童が平和への理解を深める「こどもピースサミット」の一環。参加した20人は144校、1万465人から作文審査で選ばれた。
式典で文章を読む皆実小の関口千恵璃さん(11)=南区=は「協力して意見を出し合えた」、祇園小の佐々木駿さん(12)=安佐南区=は「責任を持って世界の人の心に残る言葉を届けたい」と意気込んでいた。(仁科裕成)
(2025年6月29日朝刊掲載)
児童は4班に分かれて議論。資料館で学んだ原爆の惨禍や、平和のために自分にできることを書き出し、模造紙にまとめた。被爆80年を踏まえ「自分たちが記憶を継承しないといけない」と決意を示す言葉が目立った。世界で続く戦火にも思いを寄せ「相手の話を聞いて理解する」「互いに支え合える関係を築く」など、争いを生まないための方法を考えた。
班ごとの発表で出た意見を市教委がまとめて当日の文面を仕上げる。会議は、市内の児童が平和への理解を深める「こどもピースサミット」の一環。参加した20人は144校、1万465人から作文審査で選ばれた。
式典で文章を読む皆実小の関口千恵璃さん(11)=南区=は「協力して意見を出し合えた」、祇園小の佐々木駿さん(12)=安佐南区=は「責任を持って世界の人の心に残る言葉を届けたい」と意気込んでいた。(仁科裕成)
(2025年6月29日朝刊掲載)