フリードネス氏 来月下旬広島へ ノーベル賞委 委員長
25年6月28日
日本被団協に昨年のノーベル平和賞を授与したノルウェー・ノーベル賞委員会のフリードネス委員長が7月21、22日に広島市への訪問を予定していることが27日、分かった。原爆資料館(中区)を見学し、被爆者や核兵器廃絶に取り組む市民団体のメンバーたちと交流するとみられる。
複数の関係者によると、フリードネス氏は21~24日の日程で広島、長崎を訪問。広島市の資料館見学や、地元関係者との面会は22日で調整しているという。
27日にはノーベル研究所が東京都内で開く集会で講演し、核兵器が使われないようにするための方策を議論する。
フリードネス氏は昨年12月にオスロであった平和賞の授賞式で被爆証言を聴く重要性を強調。「被爆者たちの遺産を受け継いでいくのは、私たちすべての人間の責任だ」と訴えた。10月の中国新聞のオンライン取材では、広島訪問に意欲を示していた。(下高充生、宮野史康)
(2025年6月28日朝刊掲載)
複数の関係者によると、フリードネス氏は21~24日の日程で広島、長崎を訪問。広島市の資料館見学や、地元関係者との面会は22日で調整しているという。
27日にはノーベル研究所が東京都内で開く集会で講演し、核兵器が使われないようにするための方策を議論する。
フリードネス氏は昨年12月にオスロであった平和賞の授賞式で被爆証言を聴く重要性を強調。「被爆者たちの遺産を受け継いでいくのは、私たちすべての人間の責任だ」と訴えた。10月の中国新聞のオンライン取材では、広島訪問に意欲を示していた。(下高充生、宮野史康)
(2025年6月28日朝刊掲載)