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平和願い光のドーム 不動院 せこへい美術館始まる

■記者 水川恭輔

 平和をテーマにした「せこへい美術館」が1日、広島市東区の不動院で始まった。高校生や美術作家の陶芸、彫刻など約150点を国宝の金堂周辺に展示。初日の夜は原爆ドームをイメージした「光のドーム」をライトアップした。

 境内に鉄パイプで組み立てたドームは高さ約4メートル。折り鶴やハトの形のカラーフィルムを張ったアクリル板(縦25センチ、横18センチ)計320枚をつるし、国重要文化財の鐘楼わきに一夜限りの輝きが浮かんだ。

 アクリル板は事前のワークショップで作製。参加した崇徳高1年小熊坂直哉君(16)は「平和が長く続くよう願い、首の長い鶴を描いた。とてもきれい」と喜んでいた。

 美術館は市内の高校生たちでつくる「世界の子どもの平和像(せこへい)をつくる会ヒロシマ」が企画した。午前10時~午後6時で7日まで。無料。

(2009年8月3日朝刊掲載)

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