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[被爆80年] 核兵器廃絶訴え平和行進 広島市中心部で県原水協など200人

 核兵器廃絶や平和を訴える街頭活動「網の目平和行進」が27日、広島市中心部であった。県原水協など6団体が主催し、40回目。約200人が欧州、中東での戦闘の中止や日本政府の核兵器禁止条約加盟を訴えた。

 中区千田町など市内4カ所から平和記念公園を目指して歩いた。参加者は「戦争反対」「核兵器なくそう」などと声を上げ、約1時間行進した。

 到着後は園内で集会を開き、原爆死没者に黙とう。県原水協の高橋信雄代表理事は原爆投下を引き合いに米軍によるイランの核施設攻撃を正当化したトランプ米大統領の発言に触れ、「いざとなったら核兵器を使うということで、許されるはずがない」と強調した。(下高充生)

(2025年6月28日朝刊掲載)

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