「繰り返さぬために重要」 東京 国連所長が被爆80年展訪問
25年7月3日
国連軍縮部欧州事務所(スイス・ジュネーブ)のメラニー・レジンバル所長が2日、都内の東京都写真美術館で開かれている「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」を訪れた。「歴史の記録だけでなく、二度と繰り返さないためにとても重要な内容だ」と語った。
レジンバル氏は、やけどの手当てを受ける女性や、焼け跡にたたずむ少女の写真を熱心に見つめていた。取材に「1枚の写真は千の言葉に値する。海外で展示する機会があれば素晴らしい。国連も力になりたい」と話した。
撮影者の思いを紹介した解説文にも心を打たれたという。「苦しむ姿を撮影する後ろめたさと、記録を残す使命との間で揺れながら、とても大切な役割を果たした」とたたえた。
企画展は中国新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、中国放送、共同通信社の主催。1945年に撮影した広島原爆の記録写真と映像計164点を展示している。8月17日まで。(宮野史康)
(2025年7月3日朝刊掲載)
レジンバル氏は、やけどの手当てを受ける女性や、焼け跡にたたずむ少女の写真を熱心に見つめていた。取材に「1枚の写真は千の言葉に値する。海外で展示する機会があれば素晴らしい。国連も力になりたい」と話した。
撮影者の思いを紹介した解説文にも心を打たれたという。「苦しむ姿を撮影する後ろめたさと、記録を残す使命との間で揺れながら、とても大切な役割を果たした」とたたえた。
企画展は中国新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、中国放送、共同通信社の主催。1945年に撮影した広島原爆の記録写真と映像計164点を展示している。8月17日まで。(宮野史康)
(2025年7月3日朝刊掲載)