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核被害 映画祭で考える 13~16日 広島

 核被害などをテーマにした映画祭「GO GREENフィルムフェスティバル」が13~16日、広島市中区のJMSアステールプラザ市民ギャラリーである。映画監督の伊東英朗さん(64)たちが主催。国内外の13作を上映する。

 核実験被害の実態を追った伊東監督の「サイレント・フォールアウト」や核兵器の開発に携わった科学者と被爆者の交流を描いた「アトミック・マム」をラインアップした。伊東監督が広島を舞台に制作した新作の短編もある。

 各作品の監督が制作秘話を語るトークイベントや、ウランを採掘していた米国の鉱山付近の住民のオンラインでの講演もある。会場には、被爆樹木を描いたふすま12枚を並べる。

 人類史上初となる米国の核実験が80年前の7月16日にあったのに合わせ開催。市役所で記者会見した伊東監督は「世界各地の核被害者を考える機会にしてほしい」と呼びかけた。入場料は1日千円。(桧山菜摘)

映画祭の詳しい情報はこちら

(2025年7月3日朝刊掲載)

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