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核のない世界目指し行進 長崎に向け平和公園出発

 核兵器のない平和な世界を願って歩く「国民平和大行進」の広島―長崎コースの参加者が5日、広島市中区の平和記念公園を出発した。県原水協などでつくる実行委員会が主催し、各地でリレーしながら長崎市を目指して8月6日まで歩く。

 出発式には約40人が参加。県労連議長の神部泰委員長(64)は、米軍によるイラン核施設攻撃について広島、長崎への原爆投下を引き合いに正当化したトランプ米大統領の発言に触れ「力による現状変更ではなく、外交による平和を求めて行進しよう」と呼びかけた。

 全員で黙とうした後、「核兵器なくそう」「平和を守れ」などと声を上げながら歩いた。行進は東京―広島や富山―広島など11コースあり、全国で約10万人が参加する。  (野平慧一)

(2025年7月6日朝刊掲載)

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