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平和願い 大きく描く キッズゲルニカ 府中町でワークショップ

 平和を願って子どもたちが巨大な絵画を描く「キッズゲルニカ」のワークショップが5日、府中町のイオンモール広島府中であった。ピカソの反戦絵画「ゲルニカ」にちなんだ国際プロジェクトの一環。県内外の園児から高校生までが参加し、伸び伸びと筆を走らせた。

 制作したのは、原爆ドームとハト、ハートと地球、地球を抱きしめる子どもを描いた3作品。参加者は最大縦2・5メートル、横12メートルのシートにのり、手のひらや足の裏に絵の具を付けるほど夢中になりながら、下絵に沿って描いた。6日も制作を続け、完成品は8月3~6日、広島市中区の旧日本銀行広島支店で展示する。

 西区の美術教室「アトリエぱお」が主催し、2015年から毎夏、続ける。海田町の小学5年窪田羽花(はな)さん(10)は「むらなく塗るのが大変だった。たくさんの人に見てもらって、平和を感じてほしい」と願っていた。  (坂本顕)

(2025年7月6日朝刊掲載)

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