韓国の医師3人 被爆者医療学ぶ HICARE研修
25年7月8日
韓国で緊急被曝(ひばく)医療に携わる医師3人が7日、被爆者医療を学ぶ研修を広島市内で始めた。初日は広島県庁で、原爆後障害研究の専門家で広島大名誉教授の鎌田七男さん(88)による講義を受けた。
鎌田さんは、被爆から時間を追うごとに、白血病や甲状腺がん、乳がんなどが目立つようになっていった経過を解説。放射線の影響を受けた患者への対応の備えとして「いろいろなシナリオをつくっておかないといけない」と伝えた。
研修は県や市でつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が10日まで実施。広島赤十字・原爆病院(中区)で学んだり、被爆証言を聴いたりする。韓国原子力医学院の医師金恵珍(キム・ヘジン)さん(44)は「医療システムを学ぶとともに、証言を聴き、被害の深刻さにも触れたい」と意気込んでいた。
(2025年7月8日朝刊掲載)
鎌田さんは、被爆から時間を追うごとに、白血病や甲状腺がん、乳がんなどが目立つようになっていった経過を解説。放射線の影響を受けた患者への対応の備えとして「いろいろなシナリオをつくっておかないといけない」と伝えた。
研修は県や市でつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が10日まで実施。広島赤十字・原爆病院(中区)で学んだり、被爆証言を聴いたりする。韓国原子力医学院の医師金恵珍(キム・ヘジン)さん(44)は「医療システムを学ぶとともに、証言を聴き、被害の深刻さにも触れたい」と意気込んでいた。
(2025年7月8日朝刊掲載)