[被爆80年] ヒロシマ・ナガサキ 惨禍伝える 国連大で平和ポスター展
25年7月12日
被爆80年の節目に核兵器の廃絶を訴える「ヒロシマ・ナガサキ原爆・平和写真ポスター展」が11日、東京都渋谷区の国連大で始まった。国連大、広島、長崎両市の主催。原爆投下直後の広島、長崎の惨状や戦後の復興を写真も交えて伝える19枚のパネルを並べ、平和の大切さを発信している。無料。8月17日まで。
焼け野原になった市街地や大やけどを負った被爆者、放射線の影響などを紹介。うち6枚は、被爆10年後に白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんと折り鶴のエピソードに割いた。土、日曜は被爆時の状況を再現する仮想現実(VR)ゴーグルの体験もある。
この日式典があり、国連大のチリツィ・マルワラ学長、広島市の松井一実市長、長崎市の鈴木史朗市長たちがテープカットした。松井市長はあいさつで「80年前に広島、長崎で起きた事実を知ってもらうことが、世界平和への思いを強くする」と述べた。
午前10時~午後5時で、7月21日と8月11日は閉館。初日に訪れた、カナダから国連大にインターンシップ(就業体験)中のアドリアン・ハースラーさん(26)は「VRなど実体験に近い展示もあり、学ぶことが多かった」と話していた。(秋吉正哉)
(2025年7月12日朝刊掲載)
焼け野原になった市街地や大やけどを負った被爆者、放射線の影響などを紹介。うち6枚は、被爆10年後に白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんと折り鶴のエピソードに割いた。土、日曜は被爆時の状況を再現する仮想現実(VR)ゴーグルの体験もある。
この日式典があり、国連大のチリツィ・マルワラ学長、広島市の松井一実市長、長崎市の鈴木史朗市長たちがテープカットした。松井市長はあいさつで「80年前に広島、長崎で起きた事実を知ってもらうことが、世界平和への思いを強くする」と述べた。
午前10時~午後5時で、7月21日と8月11日は閉館。初日に訪れた、カナダから国連大にインターンシップ(就業体験)中のアドリアン・ハースラーさん(26)は「VRなど実体験に近い展示もあり、学ぶことが多かった」と話していた。(秋吉正哉)
(2025年7月12日朝刊掲載)