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8・6式典 会場設営始まる 熱中症対策 天幕や遮光幕

 広島市は16日、平和記念公園(中区)で、8月6日に営む平和記念式典の会場設営を始めた。

 初日は原爆慰霊碑正面の中央参道を通行止めにし、作業員がクレーン車などを使ってテントを組み立てた。28日までに64張りを設置する。昨年に引き続き熱中症対策として、中央参道に天幕を架けるほか、朝日が差し込む会場の東側にも遮光の幕を張る。昨年と同じ約7千席を用意する。

 式典は午前8時に開式。5時に園内への入場規制が始まり、参列者は6時から入場できる。全5カ所の入場口には、被爆者や高齢者、障害者の優先レーンを新たに開設。入場時には手荷物検査を求める。市は「多くの人の来場が見込まれるため、手荷物はなるべく少なくしてほしい」と協力を呼びかけている。

 広島国際会議場にも約2200席を設け、式典の模様を中継する。(下高充生)

(2025年7月17日朝刊掲載)

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