[被爆80年] 禎子さん悼み「碑前祭」 広島市内11小中の370人
25年7月23日
広島市中区の平和記念公園にある原爆の子の像の「碑前祭」が22日、園内の広島国際会議場であった。市内11小中学校の児童と生徒約370人が参加。被爆10年後の12歳の時に白血病で亡くなり像のモデルとなった佐々木禎子さんを悼み、戦争や核兵器のない世界の実現を願った。
全員で黙とうし、3小学校がそれぞれ取り組む平和活動について発表した。禎子さんが通う予定だった幟町中(中区)生徒会長の3年隠居美晴さん(15)が平和アピールを読み上げ、「武力や核兵器をちらつかせて人々を脅かして支配するということは言語道断」などと強調。終了後、折り鶴を碑前に手向けた。
碑前祭は37回目。昨年から暑さ対策のため会場を屋内に移した。主催した幟町中の平和委員長で3年中上希美さん(14)は終了後、「被爆を経験した人が減る中、私たちが伝えていかないといけないと考えた」と振り返った。(下高充生)
(2025年7月23日朝刊掲載)
全員で黙とうし、3小学校がそれぞれ取り組む平和活動について発表した。禎子さんが通う予定だった幟町中(中区)生徒会長の3年隠居美晴さん(15)が平和アピールを読み上げ、「武力や核兵器をちらつかせて人々を脅かして支配するということは言語道断」などと強調。終了後、折り鶴を碑前に手向けた。
碑前祭は37回目。昨年から暑さ対策のため会場を屋内に移した。主催した幟町中の平和委員長で3年中上希美さん(14)は終了後、「被爆を経験した人が減る中、私たちが伝えていかないといけないと考えた」と振り返った。(下高充生)
(2025年7月23日朝刊掲載)