「漫画いしぶみ」 学校向けに寄贈 広島テレビ、広島市に 広島二中の悲劇伝える
25年7月23日
広島テレビ(広島市東区)は22日、今月出版された「漫画いしぶみ」を市立の全212校に寄贈した。建物疎開作業に動員中の1年生全員が被爆死した広島二中(現観音高)の悲劇を伝える同局のドキュメンタリー番組を基にしている。
同局の飯田政之会長たち4人がこの日、市役所に松井一実市長を訪ね、漫画の出版と学校への寄贈について報告。「被爆体験の継承が難しくなっている。漫画という手法が若い人に伝える一助になれば」と話した飯田会長に、松井市長は「過去の事実に学ぶことが大事。原爆が二度と使われないよう、子どもたちが考えるきっかけになってほしい」と応じた。
「いしぶみ」は原爆で命を落とした生徒の足取りを遺族の証言などで追っている。A5判、224ページ。初版7千部で1650円。(樋口浩二)
(2025年7月23日朝刊掲載)
同局の飯田政之会長たち4人がこの日、市役所に松井一実市長を訪ね、漫画の出版と学校への寄贈について報告。「被爆体験の継承が難しくなっている。漫画という手法が若い人に伝える一助になれば」と話した飯田会長に、松井市長は「過去の事実に学ぶことが大事。原爆が二度と使われないよう、子どもたちが考えるきっかけになってほしい」と応じた。
「いしぶみ」は原爆で命を落とした生徒の足取りを遺族の証言などで追っている。A5判、224ページ。初版7千部で1650円。(樋口浩二)
(2025年7月23日朝刊掲載)