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90代の被爆者3人登壇 来月 原水協の世界大会 核廃絶訴え

 日本原水協などでつくる原水爆禁止世界大会の実行委員会は23日、広島市で8月3~6日にある大会の内容を発表した。戦後80年で被爆体験の継承が課題となる中、当時の記憶が鮮明な90歳代の被爆者3人が登壇する特別プログラムを企画。核兵器廃絶を世界に訴える。

 3日の国際会議に続き、4日午後2時から県立総合体育館(中区)で特別プログラムがある。被爆時に10代だった矢野美耶古さん、朴貞順(パク・ジョンスン)さん、本谷量治さんが原爆のむごさを証言するほか、継承活動に取り組む若者たちの活動も紹介する。5日には市内各地で分科会などがある。

 「原爆の日」の6日午前10時半から県立総合体育館で「ヒロシマデー集会」を開催。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長たちが登壇する。

 実行委は参加者を募集している。参加費は、4日の特別プログラムが一般2千円、6日のヒロシマデー集会は同2500円。高校生はいずれも500円。電話などで申し込む。実行委☎082(568)5530=平日昼間のみ。(東海右佐衛門直柄)

(2025年7月24日朝刊掲載)

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