[被爆80年] 被爆者と家族「生きて、繋いで」 中区 写真家・堂畝さん作品展
25年7月25日
被爆者と家族をテーマに撮影し続けている写真家、堂畝紘子さん(43)の作品展「生きて、繋(つな)いで」が、広島市中区土橋町の交流スペース「kitokoi(樹と鯉)」で開かれている。27日まで。
広島と長崎で撮った6家族の集合写真を展示。原爆ドーム(中区)や自宅など、各家族にとって思い入れのある場所で自然な表情を写した。二重被爆者の故山口彊(つとむ)さんの家族3世代が集まり、笑顔で山口さんの遺影を掲げる一枚も。家族が聞き取った被爆証言を説明文とし、各作品に添えた。
堂畝さんは、被爆者が生きた証しを残そうと2015年から100以上の家族を撮っている。進んで体験を語ることのできない被爆者もいるが「その思いと、被爆後の人生を想像しながら見てほしい」と願う。 午前11時~午後6時。27日午後2時からは写真を使った体験継承について語り合うイベントもある。(桧山菜摘)
(2025年7月25日朝刊掲載)
堂畝さんは、被爆者が生きた証しを残そうと2015年から100以上の家族を撮っている。進んで体験を語ることのできない被爆者もいるが「その思いと、被爆後の人生を想像しながら見てほしい」と願う。 午前11時~午後6時。27日午後2時からは写真を使った体験継承について語り合うイベントもある。(桧山菜摘)
(2025年7月25日朝刊掲載)