[被爆80年] 「ピカドンたけやぶ」基に創作の劇 愛知の合唱団 20年ぶり再演 あす牛田公民館 「平和の大切さ 刻んで」
25年7月26日
原爆投下直後に今の広島市東区の竹やぶに多くの被爆者が避難した実話を描いた絵本「ピカドンたけやぶ」を基に創作した合唱劇が、27日に地元の牛田公民館である音楽祭で披露される。20年前に同公民館で初めて上演した愛知県の「豊川親子合唱団たけのこ」が、被爆80年に合わせて再演する。
合唱劇は、詩画家はらみちをさん(2021年に92歳で死去)の絵本が原作。竹やぶに逃げた少年が自生するツワブキの葉でやけどを治す物語で、4歳~70代の約50人が、少年や竹やぶの役に分かれて歌を披露する。
豊川市を拠点に活動するたけのこは、被爆60年の05年に牛田公民館でピカドンたけやぶを上演。これを機に、公民館が地元住民の出演による「ピカドンたけやぶ音楽祭」として受け継いできた。山下恵子団長(72)は「歌を通して子どもたちに平和の大切さを胸に刻んでほしい」と訴える。
音楽祭は午後1時半から4時まで。無料。牛田学区子ども会や牛田中放送部、コーラス団体など8団体も出演する。上履き持参。牛田公民館☎082(227)0706。(加納亜弥)
(2025年7月26日朝刊掲載)
合唱劇は、詩画家はらみちをさん(2021年に92歳で死去)の絵本が原作。竹やぶに逃げた少年が自生するツワブキの葉でやけどを治す物語で、4歳~70代の約50人が、少年や竹やぶの役に分かれて歌を披露する。
豊川市を拠点に活動するたけのこは、被爆60年の05年に牛田公民館でピカドンたけやぶを上演。これを機に、公民館が地元住民の出演による「ピカドンたけやぶ音楽祭」として受け継いできた。山下恵子団長(72)は「歌を通して子どもたちに平和の大切さを胸に刻んでほしい」と訴える。
音楽祭は午後1時半から4時まで。無料。牛田学区子ども会や牛田中放送部、コーラス団体など8団体も出演する。上履き持参。牛田公民館☎082(227)0706。(加納亜弥)
(2025年7月26日朝刊掲載)