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「核兵器ない世界 構想」 エクアドル大臣、平和公園訪問

 エクアドルのガブリエラ・ソメルフェルド外務・移民相が25日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を見学し、芳名録に「過去を忘れることなく、核兵器が存在しない世界を構想していく」と記した。

 石田芳文館長の案内で、広島の街並みが破壊される様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」や被爆前後の街の写真などを見て回り、多くの人が亡くなった要因などについて尋ねた。その後、原爆慰霊碑に花をささげ、頭を下げた。

 同国は核兵器禁止条約に署名、批准しており、制定の議論にも加わった。ソメルフェルド氏は日本の外務省の招きで22日から来日し、岩屋毅外相と会談するなどした。本人の希望で初めて広島を訪れた。(下高充生)

(2025年7月26日朝刊掲載)

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