被爆80年 多彩な催し 「キッズゲルニカ」や音楽で平和発信
25年7月29日
ひろしま美術館では被爆80年の夏にあたり、アートや音楽で平和への思いを発信する多彩な催しを展開する。
館内の回廊では、国内外の子どもたちが平和を願って描いた絵画「キッズゲルニカ」を8月31日まで展示中。ピカソが戦争への憤りを表した大作「ゲルニカ」(縦3・5メートル、横7・8メートル)と同じサイズの紙に、広島、長崎、ウクライナなどの子どもが希望を込めた計20点を会期中に5点ずつ入れ替える。パレスチナ自治区ガザで2017年、障害のある子どもたちが、爆弾の代わりにハートの降る空にカラフルな気球を描いた作品も並ぶ予定だ。
キッズゲルニカは1995年、日本の市民団体が始めた国際プロジェクト。同館はピカソの作品を9点所蔵し、80年にピカソの息子から贈られたマロニエの木を前庭で育てるなど、ゆかりが深いことから企画した。
他には、8月6日に被爆バイオリンを用いたコンサートを実施。4日には広島市出身のシンガー・ソングライター原田真二さんのトークとライブも開く。詳しくは同館サイトで。
(2025年7月29日朝刊掲載)
館内の回廊では、国内外の子どもたちが平和を願って描いた絵画「キッズゲルニカ」を8月31日まで展示中。ピカソが戦争への憤りを表した大作「ゲルニカ」(縦3・5メートル、横7・8メートル)と同じサイズの紙に、広島、長崎、ウクライナなどの子どもが希望を込めた計20点を会期中に5点ずつ入れ替える。パレスチナ自治区ガザで2017年、障害のある子どもたちが、爆弾の代わりにハートの降る空にカラフルな気球を描いた作品も並ぶ予定だ。
キッズゲルニカは1995年、日本の市民団体が始めた国際プロジェクト。同館はピカソの作品を9点所蔵し、80年にピカソの息子から贈られたマロニエの木を前庭で育てるなど、ゆかりが深いことから企画した。
他には、8月6日に被爆バイオリンを用いたコンサートを実施。4日には広島市出身のシンガー・ソングライター原田真二さんのトークとライブも開く。詳しくは同館サイトで。
(2025年7月29日朝刊掲載)