放射線の医療利用紹介 HICARE 宮原高で出前講座
25年7月29日
県や県医師会などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)は28日、呉市の宮原高で出前講座を開いた。広島大病院放射線治療科の村上祐司科長(56)たちが、医療での放射線の有効利用などについて話した。
医療分野に関心のある宮原高の1~3年生約30人が受講した。村上医師は、HICAREが原発事故や核実験の被曝者の医療や研究を担ってきたことを紹介。放射線ががん治療の3本柱の一つと示し「放射線の有効活用で医療の幅が広がっている」と説明した。
広島大医学部4年の井口瑠花さん(22)は、国際原子力機関(IAEA)でのインターンシップ経験や国際交流の大切さについて話した。宮原高3年谷帆乃香さん(18)は「放射線を使った具体的な治療内容を学べた。放射線技師を目指すモチベーションになった」と振り返った。(開沼位晏)
(2025年7月29日朝刊掲載)
医療分野に関心のある宮原高の1~3年生約30人が受講した。村上医師は、HICAREが原発事故や核実験の被曝者の医療や研究を担ってきたことを紹介。放射線ががん治療の3本柱の一つと示し「放射線の有効活用で医療の幅が広がっている」と説明した。
広島大医学部4年の井口瑠花さん(22)は、国際原子力機関(IAEA)でのインターンシップ経験や国際交流の大切さについて話した。宮原高3年谷帆乃香さん(18)は「放射線を使った具体的な治療内容を学べた。放射線技師を目指すモチベーションになった」と振り返った。(開沼位晏)
(2025年7月29日朝刊掲載)