[被爆80年] 「湯来の森」清掃 小中学生も参加 平和大通り
25年7月29日
原爆の日を前に、広島市中区河原町の平和大通りにある「湯来の森」で佐伯区湯来地域の女性会が清掃作業をした。戦後に旧湯来町の有志が苗木を贈り整備された緑地帯。メンバーの高齢化が進む中、小中学生や保護者たち若い世代が初めて参加した。
26日早朝、女性会の11人と、小中学生や保護者、社会人女子硬式野球チーム「はつかいちサンブレイズ」の選手計24人が現地に集まった。「湯来の森」と刻んだ石碑のコケを落とし雑草をむしり、落ち葉を掃いた。湯来南小5年の吉野怜さん(11)は「原爆の日の式典に来る人に、広島はきれいな場所だと思ってほしい」と汗を拭っていた。
一帯には、広島市の呼びかけに応じて旧湯来町の有志が1957、58年に贈ったアラカシなどが連なる。女性会が長年清掃を続けるが、平均年齢が70歳を超えて参加が減ったという。武田君枝さん(75)は「復興の証しを守るのに若い力が加わるのはうれしい」と喜んでいた。(八百村耕平)
(2025年7月29日朝刊掲載)
26日早朝、女性会の11人と、小中学生や保護者、社会人女子硬式野球チーム「はつかいちサンブレイズ」の選手計24人が現地に集まった。「湯来の森」と刻んだ石碑のコケを落とし雑草をむしり、落ち葉を掃いた。湯来南小5年の吉野怜さん(11)は「原爆の日の式典に来る人に、広島はきれいな場所だと思ってほしい」と汗を拭っていた。
一帯には、広島市の呼びかけに応じて旧湯来町の有志が1957、58年に贈ったアラカシなどが連なる。女性会が長年清掃を続けるが、平均年齢が70歳を超えて参加が減ったという。武田君枝さん(75)は「復興の証しを守るのに若い力が加わるのはうれしい」と喜んでいた。(八百村耕平)
(2025年7月29日朝刊掲載)