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参政 核保有否定せず 神谷代表 抑止力強化を検討

 参政党の神谷宗幣代表は1日の記者会見で、核兵器に関し「核を持たないと言い切ってしまうのは良くない」と述べ、核保有を含めた抑止力強化を検討していく考えを示した。ただ、現時点で、核保有は現実的ではないとの見解も示した。

 神谷氏は「理想と現実がある。目標は核のない世界だが、現実を見ると核の抑止力がある」と強調。「国民の生命・財産を守るため、抑止力の選択肢を狭めるべきではない」と訴えた。

 一方、「すぐに核を保有することは現実的には言えないし、言うべきでもない」と指摘。国連憲章に武力行使に安全保障理事会の許可が必要ないと定めた「旧敵国条項」があり、日本が対象に含まれているため「核武装しますと言えば、大きな紛争や混乱を生む可能性がある」と懸念を示した。

 核拡散防止条約(NPT)を重視する日本政府の立場に対しては「賛同する。政府も葛藤しながらポジションを確保している。方針をすぐに変えるべきだと考えていない」とした。党は、核廃絶を長期的な目標に掲げており「国際協調の中で議論していくべきだ」との考えを示した。

 神谷氏は参院選以降、「核共有も選択肢の一つ」「米国に核使用への謝罪を求める」といった趣旨の発言をしている。(堀晋也)

(2025年8月2日朝刊掲載)

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