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「核のタブーを脅かす」 広島市長 日米使用議論に疑問

 日米両政府が有事を想定した演習で米軍が核兵器を使うシナリオを議論していたのを受け、広島市の松井一実市長は1日の記者会見で「核兵器使用の可能性を高めるだけ」と政府の姿勢に疑問を呈した。

 松井市長は「安全保障環境が厳しさを増す中、核兵器の使用を前提とした威嚇と受け止められる行為は(核兵器は使われてはならないという)核のタブーを脅かす」と強調。「インド独立の父」として知られるマハトマ・ガンジーの非暴力の考えを踏まえ、「原子爆弾は、対抗する原子爆弾ではなくせないのが真理」と主張した。

 会見では、先の参院選で参政党候補者がした「核武装が安上がり」との発言を「安上がりではない。全然、的外れ」と否定。使わない核兵器の機能の維持にも高額の研究や資材費がかかると指摘した。 (新山創)

(2025年8月2日朝刊掲載)

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