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[被爆80年] 原爆罹災者名簿 公開 広島

 米軍による原爆投下で行方が分からなくなった人の消息を知る手がかりとなる「原爆罹災(りさい)者名簿」の公開が1日、広島市中区の広島国際会議場3階の研修室で始まった。約2万3千人の名前などを確認できる。6日まで。

 1968年に広島東署で見つかった検視調書や周辺町村役場の「戦没者調査票」「遺族台帳」など計82冊を並べる。名前や死因、被爆場所などが書かれている。親族が捜している人の名前を受付で申請し、掲載があればコピーを受け取れる。

 昨年は公開中に10件の申請があり、2人の確認につながった。市平和推進課は「亡くなるまでの足跡の手がかりとなり得る。問い合わせてほしい」と呼びかける。申請は年中受け付けている。

 会場では原爆死没者名簿の登録申請と確認もできる。名前が判明していながら引き取り手が見つかっていない平和記念公園(中区)の原爆供養塔の納骨名簿も掲示する。午前9時~午後5時。同課☎082(504)2898=平日のみ。(下高充生)

(2025年8月2日朝刊掲載)

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