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　広島市は４日、姉妹都市提携する米ハワイ・ホノルル市のリック・ブランジャルディ市長（７８）に特別名誉市民の称号を贈った。２０２１年の市長就任以降、平和推進の連携や文化交流を深めた功績をたたえた。

　市役所で贈呈式があり、松井一実市長がブランジャルディ氏に「平和文化を根付かせ、振興に取り組んでこられた」と称号記を渡した。広島を初めて訪れたというブランジャルディ氏は謝辞を述べた上で、６日の平和記念式典に向け「人類の希望を感じつつ、１００万のホノルル市民を代表して参加したい」と話した。

　特別名誉市民は４３人目。この日は、原爆資料館（中区）を見学し、広島女学院高（同）の生徒とも交流した。８～１０日には、ホノルル市の劇団が被爆１０年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんをテーマにしたミュージカルを中区で上演する。

（２０２５年８月５日朝刊掲載）