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被爆電車のミニカー再販 広電、タカラトミーとコラボ

 広島電鉄(広島市中区)は、被爆当時の路面電車の色を再現したミニカー「被爆電車653号トミカ」を4年ぶりに再販する。被爆80年に合わせて6日午後1時から、平和記念公園(中区)のレストハウスで千個を先行販売。18日から各営業センターで順次取り扱い、計6千個を売る。

 車体の上半分は灰色、下半分は薄い紺色のデザイン。商品箱に広電のホームページにつながるQRコードを付け、原爆投下から3日後に己斐-西天満町間で広電が電車を走らせた歴史などを伝える。1個千円。

 1942年製造の653号は2006年に営業運転から引退後、現在は貸し切り電車として走る。タカラトミー(東京)とのコラボ商品で、21年8月の販売以来となる。広電は「平和を考えるきっかけにしてほしい」と願う。(伊藤友一)

(2025年8月6日朝刊掲載)

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