各地で慰霊祭 平和願い追悼 広島市内
25年8月6日
原爆の日を前にした5日、広島市内各地で慰霊祭が営まれた。
市は原爆死没公務員追悼式を市役所の慰霊碑前で開いた。201人が参列し、被爆して亡くなった市職員や市議計455人を悼んだ。遺族代表の古澤君枝さん(64)=安芸区=は14歳で被爆した父の富誌男さんが市職員だった43歳に病死した。「父は平和でないといけないと言っていた。戦争も核兵器もなくならず、教訓を生かせているのか」と悲しんだ。
中区の元安橋東詰めでは「原爆犠牲ヒロシマの碑」の碑前祭があり、県内外の小中高生約200人が参列。原爆で両親を失った被爆者の山田寿美子さん(82)=東区=から証言を聞いた。代表で佐伯区の五月が丘中2年小林虹春(こはる)さん(13)は「被爆者の平和な世界への思いを私たちも伝えていく」と誓った。
このほか、市水道局の追悼式などもあった。
(2025年8月6日朝刊掲載)
市は原爆死没公務員追悼式を市役所の慰霊碑前で開いた。201人が参列し、被爆して亡くなった市職員や市議計455人を悼んだ。遺族代表の古澤君枝さん(64)=安芸区=は14歳で被爆した父の富誌男さんが市職員だった43歳に病死した。「父は平和でないといけないと言っていた。戦争も核兵器もなくならず、教訓を生かせているのか」と悲しんだ。
中区の元安橋東詰めでは「原爆犠牲ヒロシマの碑」の碑前祭があり、県内外の小中高生約200人が参列。原爆で両親を失った被爆者の山田寿美子さん(82)=東区=から証言を聞いた。代表で佐伯区の五月が丘中2年小林虹春(こはる)さん(13)は「被爆者の平和な世界への思いを私たちも伝えていく」と誓った。
このほか、市水道局の追悼式などもあった。
(2025年8月6日朝刊掲載)