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千羽鶴ささげ核廃絶願う 海田町老人ク連 原爆の子の像に

 海田町老人クラブ連合会女性部が、会員たちで折った約3500羽の折り鶴を広島市中区の平和記念公園にある原爆の子の像にささげた。日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝う短冊も添え、核兵器廃絶を願った。

 女性部長の佐竹芙美子さん(82)と連合会長の清水洸(たけし)さん(79)たち4人が同公園を訪れ、千羽鶴を像のそばのブースにつるした。会員が手分けして折り、2009年から毎年、持参し続けている。

 原爆投下から80年が過ぎ、会員に被爆者は少なくなっている。佐竹さんは「被団協のノーベル賞受賞は自分のことのようにうれしかった。一生懸命に折った私たちの願いが届きますように」と像に語りかけた。(石川昌義)

(2025年8月6日朝刊掲載)

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