被爆死した級友の足跡 無料公開 作家・故関千枝子さん著 筑摩書房 6~8日に電子書籍で
25年8月6日
原爆投下から80年にちなんで6~8日、広島で被爆したノンフィクション作家の故関千枝子さん著「広島第二県女二年西組―原爆で死んだ級友たち」が電子書籍で無料公開される。生前の関さんが語った「戦争を知らない若い人々にこの本を読んでほしい」との願いを実現するため、出版元の筑摩書房(東京)が企画した。
被爆死した級友たちの1945年8月6日から15日までの足跡と最期の姿を、丹念な取材で書き記した一冊。85年に刊行され、88年に文庫化。関さんは2021年に88歳で亡くなった。
各電子書籍サービスで、文庫版の解説を除く全298ページを読むことができる。ノートルダム清心中・高(広島市西区)の生徒18人が本書を読み、同社に寄せた感想文も無期限で公開中。(木原由維)
(2025年8月6日朝刊掲載)
被爆死した級友たちの1945年8月6日から15日までの足跡と最期の姿を、丹念な取材で書き記した一冊。85年に刊行され、88年に文庫化。関さんは2021年に88歳で亡くなった。
各電子書籍サービスで、文庫版の解説を除く全298ページを読むことができる。ノートルダム清心中・高(広島市西区)の生徒18人が本書を読み、同社に寄せた感想文も無期限で公開中。(木原由維)
(2025年8月6日朝刊掲載)